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司馬遼太郎著「コロニーを行く」(四)

1 :前スレの1:03/05/08 01:11 ID:???
dat落ちだけは、きらいだ。
と云い云い、SSを書きはじめてからちょうど数ヶ月、スレ補完できる
のかの見通しもできないまま新スレを立ててしまった。
圧縮やdat落ち対象のスレは、「駄スレ・良スレかぎらずその対象となる」
のだ。駄スレなど、シャア板のかざかみにもおけぬ(幕末・あとがきより)

司馬遼太郎著「コロニーを行く」http://ebi.2ch.net/shar/kako/1003/10037/1003725924.html
司馬遼太郎著「コロニーを行く」(二)http://comic.2ch.net/shar/kako/1036/10362/1036247225.html
司馬遼太郎著「コロニーを行く」(三)http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1044112950/l50

512KB越えたので立てました。

2 :通常の名無しさんの3倍:03/05/08 01:17 ID:???
2

3 :通常の名無しさんの3倍:03/05/08 02:16 ID:fiokg0de
余裕の3

4 :通常の名無しさんの3倍:03/05/08 02:54 ID:???
乙。1さん以外の職人の登場も楽しみにしとります。

5 :1:03/05/08 10:03 ID:???
>>4
前スレ補完できるとおもったんですけど、中途半端もなんなので立てました。

6 :イデオンとその影響(余話としてより):03/05/08 10:11 ID:???
バッフ・クラン本星にあっては大帝個人に専制権があった(中略)
この帝国の最高権力者ズオウ・ハビエル・ガンデは(略)徹底的な独裁体制を
とった。いわばズオウは従来つづいてきた大帝の系列のなかではこれといった
特徴のない、王権神授説をかたくなに信じこんでいるだけの保守的な老帝にす
ぎなかったが、かれの政権を財界との提携をはかることによってくつがえそう
としたのが、ドバ・アジバであった。

7 :イデオンとその影響(余話としてより):03/05/08 10:22 ID:???
ドバ・アジバはバッフ・クランにおけるザビア(サムライとも呼ばれる
上流階級)出身の宇宙軍総司令官であり、その野望あふれるところは、
かれがバッフ・クラン宇宙軍総帥であることよりも、大帝になることを
熱願したところにあった。かれはズオウを倒し覇者になるというこの壮大
な幻覚につかれてソロシップー巨神を有する一勢力ーというイデのカギを
にぎる壁とたたかい、宇宙的規模で争乱を拡大し、ついには娘たちへの、
父親としての業を乗り越えられずにイデの発現を導く要因をつくってしま
うひとである。
もっともその無限力、イデの意志集合体である巨神の圧倒的な力の前に歯が
たたず、自らのあやまちに気がついたときにはもはや手遅れであったために
ほどなく配下のサムライたちによって殺され、すぐに突入してきたイデオン
のメインパイロット、ユウキ・コスモによってその肉体は葬られ、このズオウ
をこえる覇者を渇望した人物はイデ発現によって還らざるをえなかった。

8 :イデオンとその影響(余話としてより):03/05/08 10:31 ID:???
ドバ・アジバというのは、たしかに英雄の素質はあった。幼少のころから聡(さと)く、
さらには性格としては剛毅果断、粘着力に富み、異常なほどに執念ぶかく、しかも
欲求も尋常ではない。ただ自分が心の底から望んでいた男子を得られず、このこと
に対する悔しみから長女ハルルを男まさりの軍人にすべく女傑としての道を強引に
あゆませたところをみても、軍人として驚嘆すべき執念をもった人であるといえる。
こういう器量がなければ、いかにイデ獲得による正当化があったにしても、総司令
であることから大帝へ飛躍しようという願望と執心はもてなかったであろう。


9 :黒歴史を点検する(対談集):03/05/08 10:37 ID:???
カイオンジ「あの時代は、本当に人の在りようや理解力をもったニュータイプ
      は、宇宙の人々もわかっていたし、地球の立場もわかっていて、そ
      ういう人たちには苦しい時代だったでしょうね」
シバ「ニュータイプは、当時の言葉でいうエスパーや超能力者、今でいうスペシャル
   にされてしまう」
カイオンジ「結局、利巧なオールドタイプは本心を明かさないことによって、安全だ
      ったけれども、クェス・パラヤみたいに本心をずけずけといってしまう
      少女は、結局不幸になっちゃうんですよ」
シバ「クェス・パラヤはシャアの叛乱時に死んでしまいますが、クェスに影響をうけ
   たハサウェイ・ノアなどは地球圏が一定の秩序維持期に入ってから、マフティー・
   ナビーユ・エリンという名で処刑されてしまいますよね。あれは不合理すぎる」 

10 :由悠季は禿頭にて(有隣は悪形にて):03/05/08 10:47 ID:???
「バカジャネーノ」
というのが、ガンダムの続編製作頃の由悠季のスタッフに対する口ぐせ
であった。こういう悪口雑言には、一般の社会や東映のような古株会社
の場合にはりっぱに喧嘩沙汰として発展するが、サンライズの社風は冷
ややかというか、
ー富野さんのいうことはまともに聞いてはいかん。
と経営者やスタッフがたがいに目くばせしあい、聞きながしたり、「はい
はい。そのとおりですね」と素知らぬ態度をするという一種の利口さをも
っていた。これが富野をますます憤らせた。
富野は職人意識がつよく、それが体中に黒煙を巻いているように猛々しく、
つねにおのれの仕事を完璧にせんがためにおのれの作風や絵コンテ仕上げな
どを自分の個性の入ったフィルムにしなければ気が済まず、自らが作り出す
作品への激烈さが、激烈のあまり自分を理解しようとしないスタッフやサン
ライズへの悪罵にもなった。

11 :通常の名無しさんの3倍:03/05/09 05:48 ID:???
前スレの峠、いよいよ最後。
なんかもう、スゴイとしか言い様がないです。ホント。

12 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 22:22 ID:???
(こ、これでは・・・エゥーゴに勝てん)
シロッコはジ・オを駆りつつおもった。この主力艦隊喪失は、いわばシロッコ
の人間としての敗北であろう。
シャアにこだわりすぎた(中略)
それでもこの戦争は、
ー勝たぬまでも、負けぬ。
とシロッコはおもっていた。事実、かれの作戦は奏功し、総帥ジャミトフとバスク
は葬り、ティターンズのすべてを自らの掌中におさめることができた。
(−が)
と、シロッコはおもった。戦いには相手というものがあるということをである。い
かにシロッコが智略のかたまりであるとはいえ、相手がどう出るかということまで
わからない。あのシャアはコロニーレーザー内部でぶざまな醜態を演じ、少年の狂態
(としかみえない)のさまざまな要因の結末がこれである。こういう結果になってし
まうとは、シロッコの計算外であった。

13 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 22:26 ID:???
シロッコは、ジュピトリスへとさがった。戦局の不利を悟ったハマーンも
アクシズを撤退させることをきめ、公女ミネバ・ラオ・ザビに上申した。
ティターンズの残存艦隊は死に物狂いの奮闘をつづけているが、それもも
はや時間の問題であろう。

14 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 22:48 ID:???
シロッコは、ジ・オをむかわせた。
そのジ・オにすさまじい勢いで迫るMSがある。Zガンダムであった。
パイロットのカミーユは全能力をもってシロッコを倒す気だ。
ジ・オに取りつくZガンダム、そのZにジ・オのビームサーベルが振り下
ろされる。両機とも反応速度がはやすぎる。
ただ、両者は厳密にいえばライバルと定義することはできない。ライバルと
は、お互いがお互いを対等な敵(アムロとシャアのような)と認識している
場合をさすのだが、カミーユはともかくシロッコからみれば、絶対者である
自分に逆らう小僧程度の認識でしかない。カミーユの側も、シロッコを巨悪
と認識している。人とみていないのかもしれない。
「目の前の現実もみえない男が!!」
よく喋る子供だ。己の正義を行使しているという点では貴様も変わりはせんだ
ろうに。
「賢しいだけの子供がなにをいう」
「賢くて悪いか!!!」
両者は明晰な頭脳をもちすぎていた。その才能の向かう方向がちがうだけで、
人はいがみあい、対立をする。業を乗りこえることができないという一つの
結果が、Zとジ・オの決戦にあらわれていた。
Zガンダムのビームと、ジ・オの放ったビームが蒼い宇宙のうえでぶつかり
あい、衝撃が両者をつつむ。シロッコはその輝きをみても、まだ冷静を保って
いた。
一方のハマーンは、破損した百式に乗るシャアを追いつめていた。シャアの敗北
が迫っていた。


15 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 23:23 ID:???
もはや百式に武器はない。ゆっくりと両手でビームサーベルをもち、じりじり
とハマーンのキュベレイはシャアの百式にせまる。
さすがのシャアも焦りをおぼえたが、これほど追いつめられていながら、相変わ
らずの才能だけは健在のようで、さらりとキュベレイのビームサーベルをかわす。
つぎにきたファンネルの群れもかわし、シャアは百式を回避させつつ、破損して漂流
している巡洋艦のなかへ逃げこんだ、ようにハマーンは見、巡洋艦のなかへすすもう
としたそのとき、背後からシャアの百式が体当たりしてきて、艦内の壁に押しつけられた。
かつての彼女を知りつくしているシャアの計算だ。ハマーンはつねに背後に隙があった
ということを、シャアは知っていた(ハマーンの身体を知りつくしていたかれならではの
ことなのであろう。このことは、かれの側近キグナン・ラムザ軍曹の回顧録に記録されている)
しかしファンネルがオールレンジで攻撃できるということをシャアはこのとき迂闊にもわすれて
いた。ボロが出た。
たちまちファンネルの攻撃で大破する百式。ハマーンはキュベレイをふりむかせて、悠然とかれを
見おろした。この体勢はハマーンにとってはひさしぶりだ。自分を追い込み、ここまで疲労させた
相手をどうしようとおもったのか。だがシャアへの憎悪は、同時にシャアへの愛でもあった。
ハマーンはかれに自分のもとへ戻ってきてほしかったのである。最後の選択肢を用意した。
「これで終わりにするか!続けるか!シャア」
「そんな決定権がお前にあるのか!」
圧倒的におしまいの状況にありながら、なんということを言うのか。つくづく男というのは
身勝手なものだとハマーンは内心おもった。都合よく自分を抱き、都合よく捨てておいてよ
くもそんなことが言えるものだ、ならば最初から自分を嫌いだとでも言ってくれればふんぎり
もついたというのに・・・・ならば、重傷を負わせてやる!私がうけた痛みを、貴様にわから
せてやる!
愛憎渦巻く感情が体内で渦をまいていたその瞬間、まさにキュベレイのビームサーベルがふり
下ろされようとしたとき、背後で爆発がおこり、まったくハマーンが意図しないところで巡洋艦
が大爆発をおこし、百式は巡洋艦とともに宇宙に消えさった。



16 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 23:24 ID:???
爆発を見つつハマーンは、
「シャア・・・・私と来てくれれば・・・」心に残るわだかまりを消し去ることができないままでいた。
あれほどに憎み、あれほどに罵倒され、あれほどにひどい目に遭いながらも、まだシャアを想う
気持ちがのこっている。このときを境に、ハマーンは男とのかかわりを完全に絶ち、本格的に覇者
としての道をあゆむのだが、シャアを失ったことによるむなしさは消えることはなかったという。

17 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 23:39 ID:???
ジュピトリスへともどった。
Zガンダムもジュピトリスにいる。むかってきたハイザックを撃ち落して
シロッコを探すカミーユ。
Zガンダムをうえから撃ちそうと、ビームライフルを撃つシロッコのジ・オ。
ライフルの一撃がジュピトリスに当たった。と見るまに、シロッコのジ・オへ
迫ってくるカミーユのZガンダム。しつこい。しつこすぎる。いったいどこに
そんな執念があるというのか。
さいわい、ジュピトリス自体にはさほどの損害はない。無数のビームとMS部隊
の戦闘が繰り広げられてはいるが。
「勝てるとおもうな!小僧!!!!!」
大きく振りかぶってビームサーベルをZガンダムにぶつけた。Zガンダムとの切り結び
の渦中、シロッコはZとカミーユのえたいの知れぬ巨大な力を感じた。その力はシロッコ
の知るよしもない、ひとびとの生命(いのち)の力がカミーユの身体をつうじて放出される
エネルギーだった。
カミーユの魂の叫びが、散っていった多くのひとびとにとどこうとしていた。
隙をつかんとして、ジ・オの隠し腕(サブマニピュレータ)が下から振り上げられる。シロ
ッコの渾身の一撃がいままさにZガンダムにあたろうとしていた。が、フッと、頭にきこえ
てくる声がある。

18 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/09 23:56 ID:???
(焦りすぎよ。だからいけないの)
なぜかジ・オの攻撃を回避しえた。カミーユにとっては予想だにしないことだ。
シロッコも同じだった。自慢の装備のひとつだったサブマニピュレータの攻撃が
かすめることしかできなかったとは。
異様な現実のまえにしばし宇宙で静止するジ・オとZガンダム。コクピットにすわ
るカミーユに、自分が30バンチで撃墜したライラ・ミラ・ライラ大尉のこえがき
こえてきた。ライラ大尉の助言が、カミーユを本気にさせたのか、ライフルを投げ捨
てて一直線にジ・オに突入してゆく。
カミーユはようやくわかった。シロッコを倒す唯一の方法をである。自分を器とし、
その器にみんなの純粋本能というべきエネルギーを蓄積させる。その「みんな」の意志
で、巨悪たるシロッコを倒す。それしか手がなかった。
事実、完全体たるシロッコには弱点といえるべきものは存在しない。だからこそつけど
ころがあったといえるのかもしれない。他者を信じ、現世でのこだわりをすてて本質を
みることが最大のパワーを生む。パワーのまえには、敵は存在しないのだと思えた。
なぜなら、ニュータイプの本質は、こだわりや無理解を乗りこえた真実の相互理解が絶対
条件だからである。シロッコはいつのまにか、理解よりも絶対的な考えをもつことをニュ
ータイプの本質であるようにおもってしまっていた。そんなシロッコをかばう思念が一つ
ある。サラ・ザビアロフ。


19 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/10 00:17 ID:???
サラはわかっていないわけではない。彼女はわかっていた。だが、そのわかり方
にあえて反撥したいのだ。かけがえのない、パプティマス・シロッコのために、
そのために反撥するのだ。
サラの思念や語りかけるレコア、ロザミィ、そしてカミーユにとってかけがえのない
フォウ・ムラサメ。
「今日という刻では、いてはならない男だ。わかってくれ、サラ!」
もし自分がパプティマス様をかばわなければ、いったい誰がかばってくれるというの
であろう。誰かが、誰かがかばわなければ!
気負うサラに、思念となったカツが語りかける。頭だけで考えて・・・・
疲れるばかりじゃないか。涙まじりに語りかけるカツ。思念となっても喜怒哀楽はある
らしい。
カツはジ・オの方向を見て、「あの中にいる人もすぐこうして解け合えるんだ。すぐにね」
とサラに言う。サラは半信半疑だが、信じてみたい気持ちもあった。
シロッコには、思念はみえない。天才という執着を捨てられないシロッコは、見ようとおも
ってもみえないのである。
だが、現実はしっかりとみえた。Zガンダムの機体に、宇宙のエネルギーが集中してゆき、
巨大なエネルギーとなってひかりを放っている。まぶしすぎる光が、ジ・オを照らした。
「わかるまい。戦争を遊びでしているシロッコには、この俺の、身体を通して出る力が!!」
「身体を通して出る力?そんなものが、MSを倒せるものか!!」
馬鹿馬鹿しい精神論としかおもえなかったのだ。見えない力は信じられない。もっともこのみ
えない力を感じる能力というものこそ、ニュータイプ特有の力なのかもしれなかったのだが。
すぐに、カミーユのまわりから女の声がした。声が、ちがう。複数の女がいるのか。どこだ?
気をとられているうちに、ビームライフルが斬りおとされた。ライフルはジ・オの手をはなれて
からすぐに爆発した。
ウェーブライダー形態に変形したZガンダムは、多くの魂をひきこみつつ、カミーユの絶叫とと
もに、すさまじい勢いでシロッコのジ・オにつっ込んでいった。ジ・オはなぜか動かない。

20 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/10 00:22 ID:???
(ジ・オ!動け!ジ・オ!なぜうごかん!!!)
動くことのできないジ・オのコクピットへ、まっすぐにつっ込むZガンダム。
コクピットにウェーブライダーの先がのめりこみ、その衝撃とともにジ・オの
機体はジュピトリスへと叩きつけられた。串刺しにされるシロッコ。
身体が、むごいほどに痛かった。


21 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/10 00:29 ID:???
巨大なシロッコのエネルギーが体外に放出される。
「ここからいなくなれ!!!!」
カミーユのヘルメットが、割れた。おそろしいほどの執念がシロッコを
つつむ。カミーユも本気だった。ついにシロッコは、死を決意した。
だがこのままでは到底死にきれない。最後にこの男は、全能力を出しきって
連れてゆく相手を、目の前のさかしい少年にえらんだ。
「私だけが・・・死ぬわけにはいかぬ。貴様の心も・・・一緒に連れていく!!
カミーユ・ビダン!!!」


22 :ジュピトリス(峠(下)より):03/05/10 00:38 ID:???
と、シロッコは最後の言葉をもらし、こときれた。そのあとシロッコのエネルギーは
カミーユをつつみこむ。やったのか、とシロッコの死を確認しようとしていたカミーユ
のもとへ、シロッコの最後の怨念ともいえるエネルギーがうつくしい輝きを帯びてふり
かかった。
「あぁ、あぁ・・・・光が・・・・ひろがっていく・・・・」
シロッコが自ら設計した専用機ジ・オは、ついにシロッコともども撃破された。その爆発
に巻き込まれるかたちでつぎつぎに爆発がひろがり、ジュピトリスは宇宙に消え去った。
宇宙世紀0088・2月22日、ティターンズ事実上崩壊。

23 :あとがきージュピトリスを終えてー:03/05/10 00:47 ID:???
ひとの死もさまざまあるが、パプティマス・シロッコというひとは、その
死にあたって巨大な想念ともいうべき精神の波動を放出し、ほかのたれに
もやることがなかったことを、最後の瞬間で認識したカミーユ・ビダンと
いう少年にむかってはなち、その心を現実からもっていった。ニュータイプ
という自分の能力をこれほど怨念といえる行為によって処理しえた人物も
稀であろう。身についたよほどの自意識がなければこうはできない。

24 :あとがきージュピトリスを終えてー:03/05/10 00:56 ID:???
人はどう行動すれば美しいか、ということを考えるのが木星帰りのニュータイプ
の論理であろう。人はどう思考し理解すれば本当に人の幸福になるかということ
を考えるのがカミーユに代表されるニュータイプである。この二つが、ニュータイプ
像をつくりだしている(中略)
私はこの「ジュピトリス」において、ニュータイプとはなにかということを考えてみ
たかった。書き終えてからもまちがっていなかったとひそかに自負している。

25 :1:03/05/10 01:07 ID:???
終了です。
ちなみに前スレの「木星帰りの男」もジュピトリスに含めてください。
最初から読むとおもしろいかもしれないです。

26 :ジオの腕:03/05/10 03:41 ID:???
非常に良かった。本当にありがとう。
おかげで、ハイパー化はカミーユならできそうな気がしてきた。

27 :通常の名無しさんの3倍:03/05/10 17:47 ID:???
お見事!

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